"The Grand Budapest Hotel"
『グランド・ブダペスト・ホテル』
なんとドイツ製作、撮影もドイツであったそうな。
ウェス・アンダーソン作品中、最高傑作でしょう。
やっぱり屋内撮影の方が向いてる気がする、この人。
全カットに置いて、小道具&小物&衣装&インテリア等の美術、
人物配置、キャメラワーク、切り返し、完璧です。
隙なし。完・璧。彼の美意識に完敗です。
なため、どこを切り取っても立派なスチール写真になるよ。
昔のホテルより、ジュード・ロウが訪れる斜陽のホテルの感じが、めっちゃツボ。全部好み。本当にあったら行きたい。こういう所で独り死にたいものです。

今までも可愛い&ほのぼのな中に血なまぐさいシチュエーションを差し込んできたり、ちょっとしんみりさせたり、シュールすぎて笑えなかったり、政治的だったりってのはあったけど、
この作品にはそれがもうギュッと詰め込まれてる。
字幕なしなので、レイフ・ファインズが早口すぎて、
時に理解不能な点もあったけども、物語は追える。
いつものウェス映画常連俳優の登場にほっこり、
ジェフ・ゴールドブラムの老けっぷりにビックリ。
個人的にはウィリアム・デフォーとハーヴェイ・カイテルの渋いおっさん2人が良かったな〜。かっこいい。しかもなんか色っぽいし。
ラース・フォン・トリアーの映画に出て以降、
デフォーを見る自分の目が明らかに変わってきた気がス。
マチュー・アマルリックのなんだか秘密を抱えていそうなあの目は、今回も十二分に発揮されておりました。

女優さんは美しいティルダ・スウィントンがあえての老けメイクで、彼女であった必要があったのか・・・。(『プロメテウス』のガイ・ピアース並みに疑問)
シアーシャ・ローナン(『つぐない』)がめちゃ可愛かった。
お菓子もお菓子の箱もオシャレ。
日本の映画館ではさぞかしグッズが売れたでしょうな。
あと、『アデル ブルーは熱い色』(これも素晴らしい映画)の
レア・セドゥが出てたんだけど、
見てる時は全然気付かなくて、後で知った。印象が全然違う。
そんな旬のパルムドール女優をサラッて使うあたりも憎い。
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この映画で、ウェスはもう今までのように、
"好きな人は好き"、"オシャレ映画好み"、の枠を超えて
万人ウケする作家へと昇りつめたような気がします。
初期の冴えないオタクビジュアルはどこへやら、
今じゃすっかり垢ぬけておしゃれさんに☆
(くるりの岸田繁の変化みたいだね!)
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2014.10.07 Tuesday | cinema | - | -
『BECK』
水曜以降、家から一歩たりとも外に出ておりません。
完全に引き籠っております。
まだまだ親知らず抜いた後の腫れは引かず。
顔が四角いまま。これ会社勤めの人とかどうするんだろう?
ジョギングシューズが手に入ったのに、走りに行けないよ(泣)
走りたくてウズウズする・・・。

でも家におるので、ずっと読書。
あと『BECK』観た。漫画はまだ読んでないんだけど。
どっちが先が良かったんだろう。
とりあえずレスポールかっけーな!ってことで。
ギャリギャリギュリギュリかっけーよ!
(個人的にはテレキャス信奉なんだけど)
クラウザーさんの映画以来初めて、観るより音聴いて熱くなれた。
(脚本とか演出とかはともかく)
ずっとずっとギターソロだけ聴いてたい。

FUJIROCK行きたいなー・・・。
過去には毎年行ってたのにな。
子どもが大きくなったら一緒に行きたい。
夏に帰国しなきゃだけど。
「グラストみたいなフェスを作りたくて」って劇中で言ってたけど、
グラストに行った身としては、FUJIの魅力はあの日本ならではの雰囲気、他のどのフェスにも似ない独特の雰囲気なんよね。あれが好き。
グラストはただただ広大なんだけど、FUJIは森深くって感じなので、
日本の村祭り的な匂いがすんのよね。奥に行けば行くほど。
飯も美味いし。あー行きたい。

あとドラムの中村蒼がヤバすぎた。
可愛すぎた。他の映画ではそんな気にならなかったけど、
髪型のせいなんだろうか。こういう口元好きなんよね。
完璧犬顔やん。日本犬顔やん。あかんあかん。
試しに色々写真見たけど、特にピンとこないので、
格別この映画での彼が良いんだろうな、個人的に。
ジュノンボーイだそうですが・・・。(苦手顔が多い)
肝心のボーカルの音消しは演出らしいけど、
そこ一番みんな聴きたいんじゃないの?っていう。
どーなんすかね。最後の最後で聴かせると思いきや無かったし。
歌ってる顔は良かったけどね。喉仏とかね。女子はそこ見るです。
手後ろで組むのは明らかにリアムのスタイルからなんだろーな。
漫画も完結してるし、今度読もうと思う。

それにしてもギターはやはり男に与えられた楽器だとつくづく思うわ。羨ましい。やっぱりバンドっていいな。






 
2014.09.14 Sunday | cinema | - | -
観たやつ。
『LOOPER』
大好きなジョセフ・ゴードン=レヴィットの作品だけど、
ブルース・ウィリスに似せるための特殊メイクのおかげで、
全然本人の可愛さを味わえないという・・・。
(特殊メイクは日本人が担当だったそうな。すごい。
日本人で特殊メイクって言ったら、スクリーミングマッドジョージがパッと思いつくくらいだものね)
最初、なんでこんなに違和感あるんだろう??って思ってたら、
やっぱあの下がり眉を無理やりイカつく太くしてるのと、
顔のごつごつ感ですかねぇ。
草食系男子をいきなりボディビルダー部に体験入部させちゃったみたいな感じでしたけど、でもまあ声はそのままなんでいいです。

話としては英語で見たのである程度ちんぷんかんぷんに過ぎていったけど、元々タイムパラドックス系の映画は理解が悪いので、字幕で見ようと吹き替えで見ようと、理解度は同じだったかと(笑)
未来の世界でも、タイムマシンってあんなレトロな感じなんかねぇ。
なんにせよ、ウィリスがマシンガンぶっ放してると、
カッコいいよ! オヤジ! どんどんやっちゃってー!って気分になる。
ウィリスはそういや『12モンキーズ』でもタイムマシン的なのに入れられてたな。
ラストの選択は、すごく日本人っぽい感じがした。
”ザ・諦観”って感じ。でもなかなかカッコ良くて面白い映画だったです。
とうもろこし畑で繰り返し犯罪者を処刑するシュールな感じも良い。


『Game of Thrones』
今更・・・ながら見始めた。
こういうアメリカの第〇シーズンまで延々と続く連続ドラマって好きじゃないんだけども。
これはまあ原作があるから、いつか落とし所がくるだろうけど、
原作も未だ完結していないらしいので・・・なんかいつか怪しい展開になりそうだけども。
『プリズンブレイク』もダラダラ続いて、結局投げ出したしな。
(あの坊主の彼はゲイだとカミングアウトしたらしい。ぐあっは)

で、とりあえず見始めた感想。
世界観、既視感!!!
なんかもうどこかで見たような衣装、時代背景、設定、で
(この中世っぽい色の無いズタ袋のような衣装がまず嫌い)
でもデナーリスだけはH&Mみたいなドレスを着てるのでうそん、ってなる。
こういう架空世界の地図ね、地図。
もう風の谷とトルメキアで自分はいっぱいいっぱいです。
登場人物、大杉。
もうこれもこういうサーガ系、ファンタジー系に多い超難関どころ。
もう誰が誰だか、誰の話をしているやら、おまえは一体誰だったっけ?
どこの国のやつだったっけ? 味方だったっけ? 何だったっけ? っていうね、
人物相関図を黒板に貼っていちいち棒で指して、「はい、今喋ってるのこの人ねー」ってやってくんないと解かんない。(英語で見てるので尚更)
同じような顔した役者を使うのも止めて欲しい。
みんなTVドラマ向けの顔で、パッとしないし覚え辛いんだ・・・。
あとショーン・ビーンがどうしてもまだボロミアにしか見えません。
しかも国またいでの話同時進行、「一方で・・・」「その頃〇〇は・・・」ってゆうのね、あれももう止めて欲しい。

そんなこんなで個人的な不満点は多々あれど、
作品的にはエンターテインメントばりばりで、
グロありエロあり闘いありで、飽きさせない作り。
ゲイも近親相姦も小人もなんでもござれ。
(サーセイの口、ともさかりえばりに曲がり過ぎ)
デナーリスの白桃のようなおっぱいを拝めるだけでも見る価値ありじゃないでしょうか。最初の数話は脱ぐが、後は絶対脱がないぜ!っていう、日本映画でもよくあるパターンですかね。(『ヘルタースケルター』みたいなさ)
それにしても若いのにいい脱ぎっぷりです。
ちゃんとそういうシーンで視聴率を獲得してるんだろうなー。

まだまだシーズン1を見てる所なので先は分からんが、
きっとアリアとブランが物語の鍵を握っていくんだろうね、って
旦那に言ったら、この姉弟を雑魚キャラと思ってたみたいだからビックリだ。
第一話が終って、第二話でブランが生きてるって分かった時に旦那が「良かった〜、死んでなくて」って本気で言って、いやいやいや、絶対死なないだろ、こいつは(笑)! ある意味主人公じゃん!って。
冬の壁の外のシーンから、スターク家に場面転換した時、
真っ先にブラン、ジョン、でアリアが映って話を展開したやん、
その演出でもう「ああ、この話の主人公達やな」ってわかるやん。
って、自分も途中で「ああ?? なんでこの親父今戻ってきた? あ、ちゃうわ、ここは城でなくてー」と混乱し始めたので、我々のゆく道は長く険しそうです。シーズン4まで今あるんだっけね??
とりあえず、みんなバッサバッサ死んでいくみたいなんで、
誰にも感情移入せず固定キャラ支持なしで見よう・・・。

















 
2014.07.24 Thursday | cinema | - | -
電気羊の夢など見ない。

「ブレードランナー」全バージョン一気見という苦行。

やっぱり美しいなあ〜。
ルトガー・ハウアーってオランダ人だったんだな。
ドイツにもああいう顔ごまんといるから、
ドイツ人といっても不思議じゃない。
あとドイツ語が解かるようになってきてこれを今観ると、
日本語の他に、ドイツ語のガヤもたくさん入ってる。
音的に日本語とドイツ語が未来っぽかったんでしょうか。

確かにゴリ押しでファイナルカットを見せられると、
これが一番かもなあ〜という気がしないでもないが、
ラストはやっぱりあの綺麗な空撮があってこそとも思うし。
(『シャイニング』様様ですね)
ずーっと続いた汚い雨ばかりの都市から、
あの浄化されたマイナスイオンいっぱいの光景が広がると、
たとえナレーションがあろうとなかろうと、気分的に良い。
「ターミネーター2」のラストほど不穏な空気もないしね。

それにしてもこの時代にこの映像美。
女アンドロイドの射殺シーンなんて素晴らしい。
やっぱりリドリーの美意識の高さは凄いのう、と思うのだが、
他の映画で好きなのあんま無いな。
あと女性陣がまとめ髪だとすごくサイバーパンクっぽくて時代を感じさせないのに、それがほどけると一気にくるくるカールやぼさぼさ頭になって、
急に80’sな雰囲気ぷんぷんになるのが頂けないですね。
ショーン・ヤングもまとめ髪の時は美しいのに、
それがほどけるとただのダサい女に・・・。

「マトリックス」世代の旦那は初めて見たらしいが、
そこまで感化されなかったそうです。
ふーん、まあお子ちゃまの時分にすでにHD24Pが主流で、
新スターウォーズシリーズと共に育った彼としては、
このある程度のダサさと、フィルムの良さ感がわからないんだろうね。誠に残念だ。







 
2014.06.14 Saturday | cinema | - | -
見たやつ。
ドイツは今イースターホリデー。
うさぎとチョコのオンパレードです。
帰りの機内で見た映画。

『The Secret Life of Walter Mitty』
邦題は“LIFE”。
これね、めちゃめちゃヨカッタんすよ!!!
音楽&ロケ地が。主人公がネガ班ってのもいいんだけど、
とにかく音楽が「えー??自分の iPodの中身参考にしてないよね?」っていうぐらいツボだった。(コーエン兄弟の新作の”Inside Llewyn Davis”も音楽よかったし、今回の機内映画はアタリだった)
アーケイドファイアの"Wake up"はいつ聴いても感動する。
Rogue WaveにJack Johnson、
まあ音楽監督がホセ・ゴンザレスって時点で凄いんだけど。
すぐに白昼夢に陥る主人公がやがてリアルに夢みたいな冒険の旅に出るのだが、なんとロケ地グリーンランド&アイスランド!!!
もうここでDVDも買ってしまおうかと思いますね・・・。
とにかくアイスランドが素晴らしくて。
広大な荒野の中をスケボーで滑っていくっていう設定も最高で。
もう、わー!自分もこれやりたい!って思った。
アイスランドに行くのが夢だけど、そこでスケボーするってのも付け加えておこう。
語学学校で知り合ったスペイン人(アイスランド好き)に
この映画見たか聞かなきゃな。

『アナと雪の女王』
巷で高評価のこの映画。
可も不可もなく良かったです。
全てがキチンと着地し納まりゆくとこに納まりゆく、
ディズニー鉄板のハッピーエンド。
氷の描写が素晴らしかった。

『ダイアナ』
在りし日のダイアナ王妃をナオミ・ワッツが演じている。
ちょっと無理あったな。
話も退屈で、ちょっと飛ばし気味に見た。

『スカイフォール』
Q目当て。
Q良かった。可愛いよQ・・・。
ゲイだったんだよね、Q。結婚オメデトウQ・・・。
これからも応援するよQ。メガネでいてくれよねQ。

『ゼロ・グラビティ』
他に見たいと思うのがなかったので、また見た。
再び良かったです。

あ、あとジョエル・テューダーのドキュメンタリー見た。
彼が主催する(VANSもサポートしてるが)ロングボードの大会があって、それの模様とか、彼の生き様とか。ヨカッタです。あんな風にサーフィン出来たらのう……。
どんな波も簡単に見えてしまう笑













 
2014.04.19 Saturday | cinema | - | -
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